ベトナムの繊維アパレル業界は、輸入生地に依存しているため、EUとの自由貿易協定から利益を得ることができない

ベトナムの投資紙「投資報」は10月23日、ベトナム工貿部が国会に提出した最新報告書によると、織物衣料業の年間輸出額は400億ドル近くで、生地100億メートルが必要だが、国内の生地生産能力は23億メートルにとどまり、自給率は約25%で、ほとんどの生地は中国、台湾地区、韓国から輸入されている。国内アパレル加工業は産業チェーンの縫製段階にとどまっており、付加価値が低く、越欧自由貿易協定が定める原産地基準を達成することが困難であるため、越欧自由貿易協定がもたらす利益を完全に享受することはできない。韓国はすでにEUと自由貿易協定を締結しているため、アパレル企業は越欧自由貿易協定から恩恵を受けるには、韓国から生地を輸入するしかない。しかし、現在、韓国から輸入されている生地は15.2%にすぎず、54.9%が中国から輸入し、12.1%が台湾から輸入しなければならない。

国内の生地生産能力に影響を与える主な原因は綿花、糸、染色整頓などの関連業界がアパレル加工の需要に追いつけないことであり、特に環境保護部門の染色整頓業の発展に対する制限は、生地生産を深刻に制約している。同時に、生地生産を源から発展させるには巨額の投資が必要であり、80億メートルの生地生産不足を解決するには300億ドルの投資が必要であり、これは生地生産を制約するボトルネックである。