欧州議会の採決で採択されました。「バックアップ手配」のないEU離脱協議を排除します。

 

欧州議会は18日、544票の賛成、126票の反対、38票の棄権の結果で決議を採択し、「バックアップ手配」がない「脱欧」協定を否決すると発表しました。

「バックアップの手配」はEU側の「保険の底入れ政策」として、イギリスの北愛地区とアイルランドの間に実体税関や国境警備検査施設などの「ハード境界」を設けないよう確保することを目指しています。欧州議会はその後発表した声明の中で、「合法的で操作性がある」という「バックアップ手配代替案」に対して開放的な態度を示し、イギリスは「無協定離脱」に対して全責任を負うと強調しました。

声明によると、「協定離脱」はイギリスでの「別れの費用」の納付、EUの英民権の保護及び「ベルファスト協議」の遵守義務を免除することができない。

声明は、イギリスが再び「脱欧」の期限を延長することを申請した場合、合理的かつ明確な理由があると強調した。「無協定離脱」や総選挙や公投などを避けるなら、欧州議会はイギリスに対して開放的な態度を取る。

今月16日、イギリスのボリス・ジョンソン首相はルクセンブルクでEU委員会のユンク議長と「脱欧」協定の「バックアップ手配」などの議題について会談しましたが、双方が意見の相違を解消することができず、会談は終わりました。

イギリス議会の下院では、3回にわたって前首相のトルーサ・メイとEUが合意した「脱欧」合意を否決しました。このため、イギリス政府はすでに2回にわたってEUに「脱欧」の延期を申請しました。最新の「脱欧」の期限は10月31日です。