香港の3月の小売総額は前年同月比4割超上昇

香港特区政府統計処は4日、2023年3月の香港小売業の総販売価値の暫定推定値を前年同期比40.9%増の336億香港ドルと発表した。

小売業者の主要カテゴリー別の販売価値の暫定的な推定値は高から低まで分析され、今年3月の宝飾品、時計、高価な贈り物の販売価値は前年同期比165%上昇した。次に、他の未分類消費財で、38.2%上昇した。服装は136%上昇した。食品、酒類飲料及びタバコは14%上昇した、デパートの商品、薬物及び化粧品、自動車及び自動車部品及び燃料はいずれも上昇幅を記録した。

しかし、スーパーマーケットの商品の販売価値は前年同期比6.5%減少した。次に、電気製品やその他の未分類耐久消費財で、8.2%減少した。

香港小売管理協会の羅振邦執行総監は、今年3月の小売業の総販売価値は2月と大差がなく、その伸びは昨年の基数が低かったことと、2月の「通関」後に関連業界の売上高を牽引したことによると指摘した。しかし、電気やスーパーの商売は下落し、地元消費の弱さを示している。メーデー休暇後は閑散期になり、小売業は夏休みになってから回復すると考えている。

特区政府の報道官は、訪問観光業と個人消費の回復は、小売業に恩恵を与え続けるべきであり、新たな消費券の発給も追加的な支援を提供すると述べた。